第3回研究会(2026年8月18日)
第3回研究会は、2026年8月18日(火)に東北学院大学(宮城県仙台市)で開催する予定です。午前10時開始を予定しています。
なお複数会場の同時中継は行いませんので、ご了承ください。
現在、第3回研究会での研究発表を募集しています。発表を希望される方は、発表申込みフォームに必要事項(仮タイトル・概要ふくむ)を記入してご応募ください。
今回の研究会では、テーマを設定したセッション(テーマセッション「トランスジェンダー・スタディーズ」)とテーマの設定のない自由報告セッションの2つが行われます。お申込みの際には、発表を希望されるセッションを指定することができます。テーマセッションの趣旨については以下をご覧ください。
発表のお申込みは6月19日(金)まで受け付けています。みなさまからのご応募をお待ちしています。
発表申込みフォーム https://forms.gle/VtgsKGEEqPuXvJvh7
(申込み期限: 2026年6月19日)
テーマセッション:トランスジェンダー・スタディーズ
本テーマセッションでは、トランスジェンダー・スタディーズの研究報告を広く募集します。
トランスジェンダー・スタディーズは、トランスジェンダー/ノンバイナリーの人びとの経験やコミュニティとの接点から、シスジェンダー中心で性別二元論的な社会の規範や構造、不正義の状況を問い直してきた学際的領域です。本領域は、トランスジェンダー/ノンバイナリーに関する社会学的研究にも大きな影響を与え、ジェンダー、性的/恋愛的惹かれ、身体性、アイデンティティなどを解釈する枠組みを更新してきました。
日本においても、1990年代以降、コミュニティ形成や当事者運動の展開とともに、性別二元論の問い直しや「性同一性障害」医療がもたらした性別移行や身体像の規範的なあり方に対する批判、トランスジェンダー/ノンバイナリーの経験やコミュニティ史の解明など、トランスジェンダー・スタディーズと位置づけうる学問的・実践的な取り組みが蓄積されています。しかしながら、学会等において本領域を主題とするセッションは依然として限られており、研究報告や議論を安心して行える機会が十分に確保されているとは言えません。
本セッションは、こうした状況をふまえ、トランスジェンダー/ノンバイナリーに関わる多様な研究実践を共有し、相互交流の場を設けることで、よりよい研究実践に向けた議論を促進することを目的としています。たとえば、以下のような研究報告を想定していますが、これらに限らず趣旨に沿う報告を広く募集します。研究の初期段階にある試みや構想、問題提起も歓迎です。
• トランスジェンダー/ノンバイナリーに関する理論的・経験的研究(アイデンティティ、身体性等)
• 歴史、文化、メディア、アート等に関する分析
• 医療、法制度、教育、労働等に関する制度的研究
• トランスフォビア、反ジェンダー運動、トランス差別・排除の構造に関する批判的研究
• フェミニズム、男性学、障害学、人種・エスニシティ研究等との交差的研究
• 当事者の経験や実践(居場所づくり等)に根ざした知の共有
本テーマセッションが、日本におけるトランスジェンダー・スタディーズの研究実践を共有し、その発展を支えるとともに、ジェンダーをめぐる規範的なあり方やトランス排除に抗い、トランスジェンダー/ノンバイナリーをめぐる社会の現在と未来をともに考える機会となれば幸いです。
【開催済】第2回研究会(2026年3月5日)
第2回研究会の予定は下記の通りです。
包摂的ジェンダー社会学プラットフォーム 第2回研究会(予定)
日時:2026年3月5日(木)午前10時より
場所:下記2会場で対面開催
(2会場をWeb会議システムでつなぎます。オンライン配信はありません)
東京◆早稲田大学戸山キャンパス32号館128教室
https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
大阪◆関西大学梅田キャンパス KANDAI Me RISE 8階ホール(関西大学社会学部共催)
https://kandai-merise.jp/access/
参加費:無料
参加申し込みフォーム:
https://forms.gle/akXXReyCp5RwrK1H6
(当日参加も可能ですが、なるべく前日までにお申し込みください)
※当日の資料はQRコードを通じたデータ配布のみとなります(再配布などは禁止します)。必要に応じてノートPC・タブレットなどのデバイスをお持ちください。
タイムテーブル(予定):
09:30 受付開始(途中からの参加・途中までの参加もできます)
10:00 開会、研究会の趣旨説明
10:10 研究発表(1)
〇江九善さん「中国のオンライン空間におけるフェミニズム流行語の分析 ——「服美役」をめぐる議論を中心に——」
〇岡田玖美子さん・五十嵐彰さん「婚外恋愛をめぐる「タブー」と「ニーズ」のナラティブ ――「よくないことだけど、必要」という語りの背後にあるロジックとは?――」
〇松元実環さん「ヘテロセクシュアルを前提としない女性の「性」のあり方についてーオーラルヒストリーに向けて」
〇浅野恵里奈さん「セックスワークにおける非性的サービスの役割」
◆三宮柾名さん "Virginity-Related Stigma and the Responses of Sexually Inexperienced Heterosexual Individuals Assigned Male at Birth Living in Japan: A Critical Interpretive Synthesis from a Public Health Perspective"
12:40 昼食休憩
13:40 研究発表(2)
〇荒木生さん「交差的アイデンティティを生きる ——日本における性的・人種的マイノリティの「パッシング」と「家族」の実践から」
〇波々伯部直希さん「性的少数者の親密圏としてのレインボーフェスターー研究における親密圏概念の導入」
〇恩田直幸さん「「議論の回避」という安全の戦略:「セーファー」な議論や対の場の構築のために」
〇小山篤士さん「反移民と反ジェンダーのメタナラティブ ハンガリーの事例からの質的・量的分析と新たな連帯の創造」
◆島袋海理さん「クィア・ペダゴジーをクィアする——クィア理論の再帰的批判の傾向に注目して」
◆唐井梓さん「日本社会における性道徳規範をめぐるフェミニスト・クィア分析の可能性:ニコラ・スミスによる「商業的セックス」アプローチの検討」
※研究発表の〇印はショート枠(発表15分、質疑5分)、◆印はロング枠(発表20分、コメント・質疑30分)です。
※発表タイトルは仮のものです。変更される場合があります。
17:20 あいさつ、連絡事項
17:30 (以降は希望者のみ) 茶話会 / 「現代フェミニズム研究会」シンポジウム配信視聴
※「現代フェミニズム研究会」のご厚意により、同日17:30より開催される同研究会のシンポジウムをリアルタイム配信していただき、会場で視聴できる予定です。
今回、イベントが同日程で重複することとなりましたが、両研究会はこれからも、初期キャリアの研究者をふくむ全ての参加者が排除されず、安全にジェンダー・フェミニズム研究が行える環境の構築を目指して協力を続けていきます。
【開催済】第1回研究会(2025年8月5日)
第1回研究会の予定は下記の通りです。
包摂的ジェンダー社会学プラットフォーム 第1回研究会(予定)
日時:2025年8月5日(火)午前11時より
場所:下記2会場で対面開催
(2会場をWeb会議システムでつなぎます。オンライン配信はありません)
東京◆早稲田大学 戸山キャンパス32号館128教室
https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
大阪◆関西学院大学 大阪梅田キャンパス・1004教室(アプローズタワー10階)
https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access
参加費:無料
タイムテーブル(予定):
10:30 受付開始(途中からの参加・途中までの参加もできます)
11:00 開会、研究会の趣旨説明、メンターシップイベント
●本メンターシップ・イベントでは、武内今日子さんと平森大規さんに研究者としてのキャリアに関わるこれまでの経験についてお話しいただきます。
社会学の中でも特にジェンダー・セクシュアリティを研究テーマとすることの困難、日米の大学院制度の違い、論文投稿先・学会発表先の選定、研究助成の獲得、ジョブマーケットの戦略など、幅広いトピックを取り扱います。
質疑応答の時間も十分に設けますので、キャリアに関する悩みや疑問を直接聞くことのできる貴重な機会です。
12:30 昼食休憩
14:00 研究発表
●研究発表では、次の3名の方による発表と質疑応答を予定しています。
・勝又栄政さん「トランスジェンダー男性の子をもつ母親の経験ーー自助グループに参加経験のない母親に焦点を当てて(仮)」
・内田賢さん 「日本における「クィア災害研究」の構築:東日本大震災被災地の社会運動から(仮)」
・中麗子さん 「Deconstruction of “romantic love” among Japanese polyamorists(仮)」
17:00 閉会
※当日の資料はQRコードを通じたデータ配布のみとなります(再配布などは禁止します)。必要に応じてノートPC・タブレットなどのデバイスをお持ちください。
※希望者を対象に、17:00-18:00に茶話会、18:00頃より懇親会(情報交換会)を予定しています。